家政婦 市川春子の報告のネタバレ結末まとめブログ

漫画「家政婦 市川春子の報告」シリーズのネタバレ・結末・試し読み・あらすじ・感想まとめブログ。

情交 ネタバレ結末 第一話「ワルサ」久嘉めいら

久嘉めいら先生のオムニバス短編集「情交」は、夫婦、友達、親友、恋人、幼なじみ・・・さまざまな立場の人たちが複雑に絡み合いながらすれ違っていく情欲のストーリーになっています。

第一話「ワルサ」は、真面目そのものな新米教師が「冒険」というなの悪さに憧れ、援交しているという噂のある少女に見られてはいけないものを見られ、つけこまれる・・・という展開です。 


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情交 第一話「ワルサ」のあらすじ

 新米教師と学校の援交少女


植野慎一は新米教師。見た目はいかにも真面目そうなお堅い眼鏡で、大学時代から付き合っている彼女もいる。

仕事帰りに彼女と食事をしに街へ出ると、学校の女子生徒・嵐山こずえが中年男性とホテルへ入る姿を目撃してしまった。

もし援交だったら・・・と思っても、平和な公務員生活を崩したくはないし、手持ちの仕事で手一杯で面倒は増やしたくない。

結局、見て見ぬふりをすることにしたが、クラスの少女たちもこずえが援交をしていると噂しており、気になる。

ノーマルに飽きた真面目男


だが慎一は、本音ではあまりにもレールの上から外れない生活に飽きていた。取り立てて波も立たない教員生活。いずれは彼女と結婚して誰よりも普通の人生を送るのが見えている。

ノーマルで真面目、常識的・・・それが「俺」。

だが時折、その常識的な自分をめちゃくちゃにしてしまいたい衝動に駆られる。彼女ともアブノーマルなこともしてみたいし、電車でチカンもしてみたい。というよりも、「悪さ」という名前の冒険をしてみたい。

こずえに弱みを握られる


誰もいないことをいいことに、職員室でひとりズボンを下げて行為にふけっていたところ、こずえに見られたうえに写真まで撮られてしまった。

終わった・・俺の人生、終わった。

女子生徒に変態的な場面を見られてしまい、うろたえる慎一に対して、こずえは思ってもみないことを言い出した。

「あたしとセックスしてくれたら、誰にもバラさないであげる」

ずっと先生のことが好きだった、というこずえは、むしろこんな先生の姿を見てラッキーだと喜び、その場で慎一にまたがってきた。

先生に付け入る理由ができてうれしい、というこずえ。バラさないでいてくれることにとりあえず安堵していたが、まるで悪夢のように感じていた。

平凡な日常が恋しくなる


思ってもいなかった事態に、慎一は改めて今までの「平凡な日常」がかけがえのないものだと実感した。恋人の愛子を抱きしめてポロポロと泣き、「ごめん」と謝るが、こずえはそれ以来、慎一を自分の言いなりにさせてくる。

罪悪感から愛子にはこれまで以上に優しくしつつ、慎一は不思議に心のバランスが取れてくるのを感じていた。

こずえに脅されながら冒険をすることで、欲求不満だった部分が満たされていたからだ。

情交 第一話「ワルサ」の結末


こずえは逢引を終えたある日、「こんなあたしを抱いてくれて、ありがとう。先生のぬくもり、一生忘れないよ」と言った。

ありがとうも何もない、と不思議な事を言うと思っていた慎一だったが、翌日、こずえが退学して他県の祖母の家に行くと知った。

それを聞いて、居ても立ってもいられない慎一は住所録を見てこずえを追いかけた。

こずえが慎一に打ち明けた「真実」それはとても悲しいもので・・・

情交 第一話「ワルサ」の感想


欲求不満を抱えていた新米教師が、弱みを握られて女子生徒の言いなりにさせられてしまう、という流れでしたが、こずえは噂通りの援交少女ではありませんでした。

複雑な家庭の事情・・・そして、先生のことを好きだったのは本当で、消えてしまう前に一度だけでいいから先生とつながりたかった、という切ない思いから出た行動でした。

結局、「冒険」「ワルサ」をした慎一は、こずえとイケナイことをしてしまったことにより精神のバランスが取れて自分の中で満足させてしまい、「日常」へ戻っていきます。

数年後、子供が生まれた慎一はこずえを街の中で見かけて・・・再び「ワルサ」をしたくなってしまっても、平凡な生活こそが一番だとわかっている慎一は、結局はそこから逃れられないのかもしれません。


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